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今号では、2011年4月から6月までの3ヵ月間を対象として、セキュリティインシデントや迷惑メールなどの観測情報をまとめています。観測期間中、Anonymousを始めとする集団による攻撃活動が活発化しており、攻撃内容の分析や攻撃への対処方法を示すとともに、通信事業者がDDoS攻撃に対処する場合に参照すべきガイドラインについて紹介しています。
今回は、昨年末より頻発している政府関係組織や企業への連続的な攻撃の詳細を紹介するとともに、電気通信事業者におけるDDoS攻撃等への対応ガイドラインについて解説します。
今回は、2011年第14 ~ 26週での迷惑メールの推移を報告します。迷惑メール送信元地域の第1位は、前回のレポートと同様に中国でした。中国が占める割合は、2011年2月以降、急激に増えています。
2011年3月に発生した東日本大震災では通信インフラも大きな被害を受けました。しかし、マクロレベルな視点で見たとき、震災によるトラフィックへの影響は限定的なものでしかありませんでした。ここでは、東日本大震災によるトラフィックへの影響を報告した後、2011年5月30日から1週間のトラフィック量やポート使用量を用いて2010年からのトラフィックの変化を探っていきます。
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