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技術情報(アーカイブ 2011年~2015年)

IIJでは、先進的なネットワークサービスを開発し、業界に先駆けて提供してきました。日本のインターネットを支えるIIJの技術的な取り組みについて紹介します。

  • (※)このページで紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたものです。本ページはアーカイブとして掲載しています。

お知らせ

2016年より、IIJの技術情報は以下ポータルへ移動しました。こちらをご覧ください。

関連ワード

コンテナデータセンター、SDN、ビッグデータ、OpenStack、Ruby PaaS 「MOGOK」、NHN (Next Host Network)、ddd (distributed database daemon)

関連ワード

SEIL、SMF、SA-W1、SACM(Service Adapter Control Manager)、IPv6、Diameter、LTE、d.dns.jp、SDN、MVNO、MDM(Mobile Device Management)、DNSSEC(DNS Security Extensions)、ルーティングコンバージェンス、送信元検証「Source Address Validation」、モバイル

関連ワード

HTTP/2.0、SPDY、DNS、weighttp、コンテンツ配信、軽量Ruby(mruby)、DRM、MongoDB 2.2、Node.js、ビッグデータ、キャッシュサーバ、キャッシュエンジン、高速WebサーバMighttpd、送信ドメイン認証、Ruby PaaS 「MOGOK」、ストリーミング、HTML5、DNSSEC(DNS Security Extensions)

マルチコアでスケールするようになった Haskell

2015年2月12日

Glasgow Haskell Compiler(GHC)は、関数型言語Haskellの主要コンパイラです。長年GHCは並行性に取り組んできたため、並行性のための優れた部品が揃っていました。しかし残念ながら、GHC 7.6 でコンパイルした並行プログラムはマルチコアでスケールしませんでした。筆者らの取り組みによって原因であったボトルネックが解消され、その成果が GHC 7.8 に取り込まれました。この記事では、GHC 7.8 でどれくらい性能が出るのかについて説明します。

三相4線式を使った配電方式

2014年9月5日

日本国内における、従来型のデータセンターでは、国内で最も汎用性の高いAC100Vの電源が使われてきました。そんな中、クラウドコンピューティングの台頭により、昨今ではクラウド事業者自らがクラウド基盤に適したデータセンター設備を構築するようになり、クラウド基盤設備においては、AC100Vではなく、AC200Vに統一することが可能です。IIJは、効率化を進めるためにAC200Vを全面的に採用し、配電方式を見直しました。

今回は、国内外の電力供給の事情などにも触れながら、松江データセンターパークおよびコンテナ型データセンターモジュール「IZmo」における配電方式の進化をご紹介します。

オープンリゾルバ根絶に向けての取り組み

2013年9月24日

最近、オープンリゾルバとなっているDNSサーバの危険性が指摘されるようになってきました。「オープンリゾルバとは何か?」「どう危険なのか?」そしてその問題を解消するために、「どのような対策を講じているのか?」本稿では、IIJが過去のしがらみを清算するために行っている取り組みについてご紹介します。

Web表示の高速化を実現するSPDYとHTTP/2.0の標準化

2013年8月6日

SPDY(スピーディと読みます)は、GoogleがWebの表示を高速化するために開発した新しいプロトコルです。新しいと言っても、今後普及が見込まれるような新技術ではなく、既に実用化され多くの方が日常的に利用しています。
これまでSPDYはGoogle独自の仕様でしたが、最近ではIETFで標準化を進める動きが始まりました。2014年春に仕様化を目指すHTTP/2.0では、現在SPDYの仕様をベースとして議論が進んでいます。
ここでは、このSPDYがどういう目的で開発され、どのような仕組みで、どんな効果をもたらしているのか、そして次世代のHTTP/2.0ではどうなるのかを解説します。

クラウド環境でのルータ設定(後編)

2013年7月25日

前回に引き続き、2013年1月に発表したSACMをベースとした機能課金モデル(※)で無償提供するサービスアダプタ「SA-W1」の開発について、「SEIL(ザイル)シリーズ」での経験を交えてご紹介します。

クラウド環境でのルータ設定(前編)

2013年7月18日

2013年1月に発表したSACMをベースとした機能課金モデル(※)で無償提供するサービスアダプタ「SA-W1」の開発について、「SEIL(ザイル)シリーズ」での経験を交えてご紹介します。
機器メーカーではないIIJの限られた開発リソースの中で、ISPだからこそのアイデア、設備・運用面での強みを最大限活用して独自の機器を低コストで開発するには、どうすべきなのか、尽きない試行錯誤の一端です。

Project Gryfon におけるビッグデータへの取り組み

2013年6月12日

IIJのグループ会社である株式会社IIJイノベーションインスティテュート(IIJ-II)の企画開発センターでは、クラウドコンピューティングのための技術開発を行うProject Gryfonを推進しています。このプロジェクトでは、特にビッグデータの収集や解析に使用するプラットフォームの開発を手がけています。
ブログやSNSなどのソーシャルメディアが普及する今日、社会的トレンドに関わる ビッグデータは通常インターネットから収集されますが、Project Gryfonではそのデータソースとして、Wikipedia(ウィキペディア) に注目しています。

Webサーバの性能を測る

2012年12月18日

UNIX系のOSで利用できるWebサーバの性能測定ツールといえば、Apache Benchやhttperfを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。これらの計測ツールは、残念ながら最近の高速なWebサーバを計測するには非力です。この記事では、高速なWebサーバにも負けないweighttpの使い方を紹介します。

より多くのスクリーンに映像を届ける配信ベストプラクティス

2012年12月4日

新しいデバイスが毎日のように登場し、フラグメンテーションが進む映像配信の世界。特定のフォーマットやプロトコルではカバーできない課題に直面しています。少ないリソースでより多くのスクリーンにコンテンツを届けるためには、どうすればいいのでしょうか?ここでは、「いまできる配信方法」をご紹介します。

軽量Rubyへの取り組み

2012年5月8日
最終更新日:2012年11月27日

「軽量Ruby」と呼ばれる組み込み向けプログラミング言語の開発プロジェクトが進行する中、IIJはその取り組みとして、IIJ独自開発のサービスアダプタ「SEIL」にmruby(軽量Rubyの実装)を載せた動作検証を行いました。ここでは、軽量Rubyの概要と、SEILに軽量Rubyを組み込むことで解決されるような計画についてご紹介します。

DRMシステムにおける暗号化鍵の利用制限

2012年10月16日

DRM(Digital Rights Management)について良い印象を持つ方は少ないと思いますが、DRMはデジタルコンテンツを流通させる上で、著作権者の権利を保護するためにとても重要な技術であることは間違いありません。今回は、DRMがどのようなもので、それを利用するにあたり何をしなければならないのかをご紹介します。

研究開発用データセンターの空調制御効率化を目指したデータ収集

2012年10月2日

研究開発用データセンター設備」でご紹介したクラウド向けデータセンター実証実験では、設備の様々なデータを収集、蓄積、分析することで効率の良い空調制御技術の開発を目指しています。今回は、集めているデータの種類とデータ収集システムについてご紹介します。

IPv6特化型データセンター用IPv4-IPv6パケット変換ソフトウェア「map646」

2012年9月25日

IPv6化が最も早く進むのは、IPv4利用者と直接対話する必要のない機材群、例えばデータセンターのバックエンド計算資源などだと考えられます。ここでは、そういったIPv6特化型データセンターでIPv4互換性を提供するために設計されたソフトウェア「map646」を紹介します。

Diameterによる通信ポリシー制御

2012年8月28日

2012年2月にLTE対応を行ったIIJモバイルサービスでは、Diameterプロトコルを用いた通信制御を行っています。本稿では、プロトコルの概要や、通信制御を取りまく状況をご説明します。

MongoDB 2.2 Aggregation Framework

2012年8月21日

NoSQLのオープンソースプロジェクトの中でも人気の高いMongoDB最新機能についてご紹介します。最新の安定版である2.2系で最も注目すべき機能は、Aggregation Frameworkです。

注目のサーバサイドJavaScript実行環境「Node.js」

2012年7月31日

今、ソフトウェア開発者の中で注目されている「Node.js」。本記事の前半は、Node.jsが誕生した背景とこれまでの歩みといった概要について紹介します。後半では、Node.jsのアーキテクチャの概要や今後の課題や展望など技術的な内容について説明します。

機器集中管理システム「SACM」

2012年7月24日

IIJが開発した機器集中管理システム「SACM(Service Adapter Control Manager)」。前回の記事の内容は主に「STiNC」と電力監視システムについての説明でしたが、今回はSTiNCの集中管理を支えているそのアプリケーションについてご紹介します。

SMFによる電力監視システムへの取り組み

2012年7月17日

2012年7月、各電力会社からの節電要請がスタートしました。また、電気料金の値上げも今後更に行われる可能性が高くなっています。家計はもちろんのこと、企業においても節電対策への取り組みはより一層強化する必要があると思われます。ここでは、最近の電力監視・管理システムのトピックをご紹介しつつ、弊社の取り組みをご紹介します。

キャッシュエンジンの比較(3/3)

2012年6月26日

前回前々回は、キャッシュサーバに期待される役割と、キャッシュサーバやキャッシュエンジン、特にVarnish Cache、Apache Traffic Serverについて、IIJで行った比較実験の結果を交えて詳しく説明しました。最後に、nginxについて取り上げます。

キャッシュエンジンの比較(2/3)

2012年6月19日

前回は、キャッシュサーバに期待される役割と、キャッシュサーバやキャッシュエンジンについて説明をしました。ここでは、そのうちの3つのキャッシュエンジン、Varnish Cache、Apache Traffic Server、nginxについて、IIJで行った比較実験の結果を交えて更に詳しく説明します。

キャッシュエンジンの比較(1/3)

2012年6月12日

大規模なサイトでは、クライアントからのアクセスを効率よく受け付けるためにオリジナルのコンテンツを保持するオリジンサーバのほかに、何らかのリバースプロキシも運用してコンテンツの配信をしています。まず、ここではリバースプロキシとして利用できるプロダクトの中からコンテンツキャッシュの機能(キャッシュサーバ)について説明します。

高速WebサーバMighttpdのアーキテクチャ

2012年5月29日

IIJ-II技術研究所では、2009年の秋からMighttpdblank(mightyと読む)というWebサーバの開発を始め、オープンソースとして公開しています。この実装を通じて、マルチコアの性能を引き出しつつ、コードの簡潔性を保てるアーキテクチャにたどり着きました。ここでは、各アーキテクチャについて順を追って説明します。

LTEによるIPv6接続

2012年5月22日

IIJでは2012年5月よりLTEによるIPv6接続を開始し、LTEに対応した端末ではIPv6インターネット接続をご利用いただけるようになりました。ここでは、IPv6の接続方式やセキュリティについての考察を簡単に紹介します。

d.dns.jpの運用

2012年4月11日

普段あまり気にせずとも、安定して運用されているDNSサーバ。ここでは、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)管理の下、IIJが運用を担当しているd.dns.jpのIPv6対応や、Anycast導入の経緯について紹介します。

独自開発、送信ドメイン認証フィルタENMAの無償公開

2012年4月5日

IIJで独自に開発され、IIJのメールサービスでも安定稼働している送信ドメイン認証フィルタENMA。送信ドメイン認証普及のために、オープンソースとして無償で公開されたことが話題となりました。ここでは、その特徴と命名や公開されるまでの経緯について紹介します。

研究開発データセンターにおけるSDN(Software Defined Network)への取り組み

2012年3月15日

「ネットワークの仮想化=VLANと違うの?」と言われることも多いSDN(Software Defined Network)。ここでは、話題のSDNと、SDNを実現する技術要素であるOpenFlowと仮想スイッチについてご紹介します。

MVNOによるLTE接続

2012年2月27日

IIJでは、2008年1月より提供している3Gによるモバイル接続サービスに加え、2012年2月にはLTE(Long Term Evolution)によるモバイル接続サービスを開始しました。LTEといえば速度と遅延に注目が集まるところですが、ここでは3GとLTEの設備や接続方式について簡単に紹介します。

研究開発用データセンターにおけるサーバ基盤管理

2012年2月21日

IIJにおけるクラウド向けデータセンターの実証実験では、研究開発用データセンター設備自体の管理に、クラウドIaaS基盤管理ソフトウェアである「OpenStack」と、物理サーバに対してOSをデプロイするための「Orchestra」を採用。ここでは、この2つのプロダクトについて紹介します。

研究開発用データセンター設備

2012年2月1日

インターネット上のサービスがクラウドに移行する流れの中で、大量のITサーバーを収容する設備であるデータセンターの効率化や高度化への取り組みが必要となっています。ここでは、IIJグループのクラウド向けデータセンター実証実験設備について紹介します。

Ruby PaaS 「MOGOK」

2011年12月13日

クラウド全盛時代において注目されている、アプリケーション開発基盤としてのPaaS。ここでは、Ruby on Railsの開発支援環境と実行環境を提供するサービスであるMOGOKについて紹介します。

MDMによるモバイルデバイスの管理

2011年11月14日

新しいワークスタイルとして急成長を見せているスマートデバイスの活用。しかし多くの場合、その管理統制をどのようにするかが課題となっています。ここでは、その解決策のひとつとして注目されているMDM(Mobile Device Management)について、紹介します。

DTV配信をはじめとするIIJのストリーミング技術開発

2011年11月9日

米国で開発されたアプリケーションの導入や運用が大きな課題だった1990年代。現在ではDTV配信サーバや独自開発プレイヤのようにIIJが独自にアプリケーションを開発することが増えています。ここでは、それらの開発の背景と今後の展望を紹介します。

HTML5 次世代のアプリケーションプラットフォーム

2011年10月13日

次世代のアプリケーションプラットフォームの技術仕様として注目を集めているHTML5技術の特徴と、「第0回HTML5プログラミング&クリエ イティブ コンテスト」のアスキーアート部門で最優秀作品賞を受賞した作品「HTML5 Radio」について紹介します。

独自開発によるDNSSECの実現

2011年10月4日

世界的に見てもまだ提供例の少ないDNSSEC(DNS Security Extensions)に対応したIIJ DNSアウトソースサービス。ここでは、DNSSEC実現のための処理を独自開発した経緯を紹介します。

IIJコンテナ型データセンター

2011年4月26日に開設した、商用化としては国内初となるコンテナ型データセンター(DC)「松江データセンターパーク」。消費電力の大幅削減に欠かせない外気冷却による空調方式の仕組みや、背景等を詳しくご紹介します。

IIJのサービス基盤、次世代ホストネットワーク「NHN (Next Host Network)」

2010年12月15日

IIJのネットワークサービスや、クラウドサービス「IIJ GIO」を支えるサービス基盤技術「NHN」。
そのコスト効率化を追求した設計思想と技術要素について紹介します。

分散データ処理技術「ddd (distributed database daemon)」

2011年8月19日 更新

大量のデータを処理するためにIIJが独自に開発した分散データ処理システム「ddd」。
もともとはIIJのバックボーンを流れる膨大なトラフィックを解析するために、スケールアウトの手法をとることを前提にして作られたdddを紹介します。

ルーティングコンバージェンスの高速化

2010年12月15日

IIJでは、ネットワーク品質のさらなる向上を目指し、 2003年頃から「ルーティングコンバージェンス」の高速化に取り組んでいます。
バックボーンメンテナンス時のコンバージェンスタイム1秒未満を実現した、IIJの取り組みについて紹介します。

ネットワーク製品開発

2010年12月15日

IIJでは、高品質なネットワークサービスを提供するため、1997年から高機能ルータ「SEILシリーズ」の開発を行っています。
ネットワークマネジメントのあり方を飛躍的に進化させたその開発思想について紹介します。

送信元検証「Source Address Validation」

2012年7月2日 更新

IIJでは、送信元アドレスを詐称した無用な通信の影響を軽減するために、「Source Address Validation」を実施して、送信元アドレスの正当性を検証しています。

IPv6技術

2011年8月12日 更新

IIJでは、1999年に日本で初めてIPv6商用実験サービスを開始して以来、業界に先駆けてIPv6の普及・促進に取り組んできました。


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