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今号では、2012年10月から12月までの3ヵ月間を対象として、セキュリティインシデントや迷惑メールなどの観測情報をまとめ、IIJが取り扱ったインシデントと対応について紹介しています。また、受託共同研究「アクセス網のクラウド化」についても紹介しています。
今回は、匿名通信に利用されているTorの仕組みを紹介すると共に、昨年後半に日本の金融機関の利用者を対象に悪用されたマルウェアZeuSの亜種Citadel及び、暗号技術を用いたプロトコル・実装に多発している問題について解説します。
今回は、2012年第40週から第52週までの迷惑メールの推移を報告します。迷惑メールの割合は、前回のレポートから5.6%の減少、前年同時期からも6.3%の減少となり、しばらく変化が少なかった最近の傾向から、更に減少に転じましたが、今回とりあげたように、日本のユーザを狙ったフィッシングなど、迷惑メールに起因するセキュリティ的な脅威については、より深刻さを増してきています。
独立行政法人情報通信研究機構の委託研究として理化学研究所計算科学研究機構、東京工業大学及びIIJが共同で行った“アクセス網のクラウド化”への取り組みについて紹介します。
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