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新ブランドの下にセキュリティ事業を統合し、情報分析基盤を核としたトータルなセキュリティ対策を提供
2016年10月31日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、需要が拡大するセキュリティ事業の強化を目的として、新たなセキュリティ事業ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」を立ち上げることを発表いたします。本ブランドの下に、IIJの各種セキュリティサービスを統合し、新たに構築する情報分析基盤を核としたトータルなセキュリティ対策を提供することで、より一層の市場競争力の強化とビジネス拡大を目指してまいります。
IIJでは、セキュリティが標準で組み込まれたサービスの提供を通して、お客様が脅威を意識せず、インターネットを安全に利用できる社会の実現を目指し、「安全をあたりまえに」をコンセプトとしたブランド「wizSafe」を掲げ、セキュリティ事業の強化に取り組んでまいります。
IIJは、1994年に国内初のファイアウォールサービスを開始して以来、国内最大規模のバックボーンネットワークを運用するISPとしての知見を活かし、各種セキュリティサービスとソリューションを提供してまいりました。2007年にはマルウェアの活動状況を観測・解析するタスクフォースを立ち上げ、2008年よりセキュリティ技術レポート「Internet Infrastructure Review」の発行を通じて、最新のセキュリティ情報を発信しています。
一方で、特定の企業や組織を狙った標的型サイバー攻撃は、年々増加し、マルウェア感染による情報漏えいが相次いでいます。攻撃手法が高度化・巧妙化するにともない、従来型のセキュリティ機器や個別の対策ソリューションでは対応が難しくなっており、未知の脅威を検知するためのプロアクティブなセキュリティ対策が求められています。
このような市場ニーズに応えるために、IIJでは、新ブランドの下、アナリストの育成に注力するとともに、現在稼動しているシステム基盤、セキュリティオペレーションセンターなどの拡充をいたします。これにより、セキュリティ対策をワンストップで提供することが可能となります。
情報分析基盤は、バックボーントラフィックやDNS情報、お客様に提供しているファイアウォール、IPS、メール、Webといった各種サービスの膨大なログやイベント情報を収集し、分析することで、IIJ独自のセキュリティインテリジェンス(※)を生成します。それにより、これまで個別のサービスの運用監視では検出できなかった脅威や攻撃の兆候を見つけることが可能となります。今後、情報分析基盤に蓄積された情報をサービスで活用することで、最新の脅威への早期対応と事前防御を実現します。
セキュリティオペレーションセンターは、24時間365日体制で膨大な情報から「迅速・正確に」リスクを検知・対処するために必要なシステムを適切に配置した施設です。センター内には、お客様からお預かりしたPCの解析など、機密性の高い情報を取り扱う「セキュリティラボ」を設置し、ラボとセンターが連携していくことで、より高度な脅威に対応していきます。
以上のシステム基盤や設備の拡充を基に、新しいサービスとソリューションを提供する予定です。
情報分析基盤と連動したお客様専用の分析基盤を構築し、セキュリティオペレーションセンターでセキュリティ監視を行うサービスです。アラート通知やログ提供とともに、お客様のシステムで起きている事象について、レポーティングやアドバイス、対処までを行います。将来的には、インターネットで発生する脅威の把握とその予測を行い、予防措置をお客様システムに能動的に適用していくことも想定しています。
新たな体制の下、以下の新サービス提供を予定しています。
IIJでは今後も、お客様が安心してインターネットをビジネスに利用できるよう、セキュリティサービスの強化・拡充を続けてまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
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