IIJ GIOベストプラクティス - デザインパターン【基本】
ロードバランサを使用したスケールアウト/スケールイン
トラフィック量に応じてWebサーバの台数を増減させることで、処理性能を最適化するのが「ロードバランサを使用したスケールアウト/スケールイン」です。トラフィック増加時に一時的にWebサーバを増やし、ロードバランサの各種負荷分散方式を用いてWebサーバへ処理を振り分けることにより、処理性能を向上できます。
解決できる課題
- トラフィック量に応じて、柔軟にWebサーバのリソースを変更したい。
デザインパターンの概要
- IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソースの仮想サーバ複数台をロードバランサ配下に並べ、リクエスト負荷に応じてWebサーバの台数を増減(スケールアウト/スケールイン)させ、リクエストを処理します。
- ロードバランサは、最小接続・最速応答など複数の負荷分散方式、及びL7レベルの負荷分散処理に対応した柔軟な設定が可能です。
- ロードバランサのSSLアクセラレータ機能を用いることにより、WebサーバにSSL処理(暗号/復号)の負荷をかけることなく、HTTPS(SSL暗号化)通信を実現します。
このデザインパターンのメリット
- 高スペックなWebサーバを使わず、複数台のWebサーバで分散処理することにより、高トラフィックを処理するWebシステムを安価に構成できます。
- 一時的なトラフィック増加時にWebサーバを増やし、トラフィック量が安定した後にWebサーバを減らすことができるため、ランニングコストを抑制できます。
- 仮想サーバをクローニングすることにより、迅速かつ容易にWebサーバを増やせます。
補足
- 処理性能のボトルネックがロードバランサとなる場合は、ロードバランサの負荷分散を検討する必要があります。デザインパターン「ネットワーク:マルチロードバランサ」を参照してください。
- スケールアウトにおけるクローニングに関しては、デザインパターン「基本:サーバクローニング」を参照してください。
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