自由な挑戦の舞台であなたの得意を輝かせよう
2002年 _ 新卒入社
IoTビジネス事業部 _ サービス開発エンジニア
副事業部長 T.S
2002年に新卒で入社。自社ルータのSEIL(ザイル)シリーズの開発にて組み込みからマネジメントシステムまで幅広く経験した後、2015年からIoT分野に携わる。2017年からスマート農業事業の立ち上げに従事。
IIJに就職した理由
IIJに入社した当時、インターネットが普及し始めた頃で、IT業界の何もかもがエキサイティングに感じられました。日本初のインターネット接続事業者であるIIJは、雑誌でも広く取り上げられ、業界の著名な人物の多くがIIJに所属していました。
IIJは、エンジニアを志望する学生たちの憧れの的であり、とても魅力的に感じましたね。そんな憧れの会社で自分の能力がどこまで通用するのかを試そうと思い入社しました。
キャリアステップ
- 2002年
- 新卒入社。SEIL開発を担当
- 2007年
- 課長昇格
- 2016年
- IoT基盤開発部にて部長昇格。IoTとSEILの二足の草鞋となる
- 2018年
- 中部電力株式会社との合同会社ネコリコを立ち上げ
- 2019年
- 新たにIoT部門を立ち上げ、副事業部長となり、現在に至る
1日のタイムテーブル
- 10:00
- 始業、メールチェック
- 11:00
- 顧客とのオンラインミーティング
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 案件提案資料作成
- 14:00
- 社内勉強会
- 16:00
- 地域別アグリ戦略展開ミーティング
- 17:00
- 社外(ベンダー)とのミーティング
- 19:00
- 終業
業務内容
IoTビジネス事業部において、IoT事業の統括・運営・戦略立案業務を行っています。その中でも特に注力しているのは、私が立ち上げた事業の一つである「スマート農業」。農林水産省から「IIJの通信技術で農業の仕組みを変える可能性があるのではないか」と相談を受けたことがきっかけとなり、プロジェクトがスタートしました。当時話題となったLPWA(Low Power Wide Area=低電力長距離無線通信技術)に着目。この特徴を活かし、水田の水位や水温をモニタリングする水田センサーの開発や、防災、鳥獣害対策などに対処するサービスを展開。それにより、高齢化や農業人口の低下による農家の負担を軽減しています。また、これらの課題は自治体にとっても重要なテーマとなっているため、最近では、農家単体でこれらの課題に向き合うだけではなく、自治体も巻き込みながら、我々の持つ技術で地域全体に対して包括的に貢献できるように取り組んでいます。
水田センサーのプロジェクトは、いざ始動してみると、思いもよらない困難がたくさんありました。例えば、長期間田んぼの泥水にセンサーを刺しておくためにはどうしたら良いか、電源がない屋外でどのようにしてセンサーを動かせばいいか、屋外で直射日光にさらされてもセンサーが故障しないか等、自然相手の仕事をする以前では想像もつかないものばかり。思いもよらぬ困難も多くありますが、私たちの取り組みが地域社会や農業に貢献できることを信じ、更なる成果を目指して日々奮闘しています。
仕事の面白さとやりがいきっかけと行動が思わぬチャンスに
開発メインの若手時代から、今では事業そのものの責任を負う立場となりましたが、エンジニアとしての仕事とは違う新たな面白さがあります。それは、多くの人や企業との関わりが増えることで、物事をパズルピースのように組み合わせられるようになったこと。一見、関係性がない事柄や人との出会いをも「チャンス」と捉え、引き寄せる行動力が事業に繋がる、という体験を経て感じてきたことです。
スマート農業についても、きっかけは農林水産省からの1本のメールでした。後にここまで発展するいうことも、やってみるまでは分からない事でしたが、チャンスがあるならとりあえず行動してみること、また常に柔軟な発想で考えることがとても重要だと思っています。
なりたい自分・目標挑戦と行動で、未来を示すロールモデルに
現在手がけている事業をしっかりと軌道に乗せることが最優先の課題です。スマート農業が注目を集め、案件数も急速に増えてきている状況となっており、案件の内容もかなり多様化してきています。そのため、今後の事業方針については改めて明確な目標づくりとマイルストーンの立案が急務であると考えています。新規案件や事業展開が「攻め」とするならば、既存事業で数字を作るのが「守り」。「守り」が最優先とはいえ、それだけでは面白みがなく、事業としての成長も期待できません。「攻め」と「守り」のバランスを保ちつつ、積極的なチャレンジを仕掛けることが必要です。
一方、「IIJでどういった人間でありたいか」を考えると、「チャレンジしたい若手社員のロールモデルになる」ことを常に意識しています。私自身は新しいことへのチャレンジに抵抗がなく、IIJの中でやりたいことを実現してこれたと思います。しかし、若手社員の中には、自分のキャリアプランを口に出せない人もいるかもしれません。IIJは社内の風通しがよく、人材育成にも力を注いでいる組織です。そのなかで、若手社員がチャレンジしやすい模範事例を提供し、ロールモデルとしての存在感を築いていきたいと考えています。
メッセージ型にとらわれず、あなたの得意を極めよう
入社当初は社員300名、今や連結従業員数で5,000人規模 と、IIJは成長し進化を続けています。良くも悪くもベンチャー気質な面が残っており、変化や刺激を求める会社と感じます。様々な人がいて、異なる考えやスキルが交わり、思わぬ発想が飛び出すこともある…。そういった環境を楽しみ、得意なことを最大限に伸ばして欲しいと思いますね。
IIJは、インターネット・ネットワークに関して、実現できないことはほとんどないと思います。熱心に、そして真面目にこの分野に取り組む企業として誇りに思いますね。そして、働いている社員一人ひとりがプロフェッショナル。できることは確実に実現し、できないことははっきりと認める。しかし、果敢にチャレンジする。この真面目さがありながら、個性的なアイデアもあふれる会社がIIJです。そのバランス感覚を楽しみながら仕事ができる環境は、キャリアパスを築く上できっと良い経験になると思います。
私のお気に入り
お気に入りすぎて3代目のリュック
出張が多いので、リュックは収納力重視で選びます。現在、通勤に使っているリュックはもう3代目。普段でも、充電ケーブル・マスク・スピーカーフォン、ICレコーダーなど仕事に必要なものはすべて持ち歩きます。出張時は、いつもの持ち物プラス着替えやノートPC、長距離移動に欠かせないスリッパまで。収納スペースが多く機能的で、荷物が多くてもコンパクトにまとまるのが他のメーカーのリュックに浮気ができない理由です。
休日はDIY!なんでも作ります
ホームセンターが好きで、ホームセンターで一日過ごせるタイプです。工具や材料を見ていると飽きないんですよね。ゆっくりできる休みがとれたら、DIYで何かしら作っています。大きなものではウッドデッキ。先日は自宅にある吹き抜けの空調効率を高めるために、囲いを作りました。初めてチャレンジするものでも、トライアンドエラーでなんでも作ります。工夫を重ね、アイデアを形にできるのがDIYの醍醐味です。