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今回も前回までと同様に、個人及び法人向けのブロードバンド接続サービスについて、ファイバーとDSLによるブロードバンド顧客を収容するルータでSampled NetFlowにより収集した調査データを利用しています。ブロードバンドトラフィックは平日と休日で傾向が異なるため、1週間分のトラフィックを解析しています。今回は、2014年5月26日~6月1日の1週間分のデータを、前回解析した2013年6月3日~9日の1週間分と比較します。
各利用者の使用量は、利用者に割り当てられたIPアドレスと、観測されたIPアドレスを照合して求めています。また、NetFlowではパケットをサンプリングして統計情報を取得しています。サンプリングレートは、ルータの性能や負荷を考慮して、1/8192に設定されています。観測された使用量に、サンプリングレートの逆数を掛けることで全体の使用量を推定しています。サンプリングによって、使用量の少ない利用者のデータには少し誤差がでますが、ある程度以上使用量のある利用者に対しては統計的に意味のある数字が得られます。
IIJの提供するブロードバンドサービスにはファイバー接続とDSL接続がありますが、今ではファイバー接続の利用がほとんどとなっていて、2014年には観測されたユーザ数の95%はファイバー利用者で、トラフィック量全体の97%を占めています。
なお、本レポート中のトラフィックのIN/OUTはISPから見た方向を表し、INは利用者からのアップロード、OUTは利用者へのダウンロードとなります。
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