Internet Infrastructure Review（IIR）Vol.26
2015年2月25日

3.5 まとめ

仮想環境の性能が向上していくにつれ、今後多くの物理マシンが仮想マシンに置き換わっていくと思われます。サーバレンタルのような物理マシン時代から続くサービスはもちろんですが、ソフトウェア的にマシンの追加削除が可能な仮想環境は、SaaSやPaaSなどの構成要素として使われるときにこそ、その真価を発揮するはずです。サービス基盤がクラウド化していく流れの中で、構成資源の柔軟な配置運用技術は不可欠です。今回、位置管理が困難な資源の1つであるストレージの再配置技術の研究をご紹介しました。IIJでは安定したインターネットサービスの基盤となる技術革新を引き続き進めていきます。

3.ストレージテクノロジー

• 3.1 仮想化前提基盤
• 3.2 仮想マシン用ディスクストレージの必要性
• 3.3 位置配慮型仮想ディスクストレージUKAI
• 3.4 UKAIの実装
• 3.5 まとめ