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IIJ.news vol.167 December 2021
DWP Dayの最後に行なわれたパネルディスカッション「IIJ Interactive Meetingスペシャル 集まれ!情シスのなかまたち~Lead to the future~」には、情報システム部門のエキスパートが集結。
カルビー株式会社
本間 武人 氏
1991年入社。北海道生まれ。製造、販売、物流、購買、新規事業などを幅広く経験したのち、情報システムを担当。昨年もDWP Dayにパネリストとして参加。筋トレと料理が趣味の50代。コロナ禍でも生活はほとんど変わらない。
株式会社LIFULL
籔田 綾一 氏
技術マネージャーとしてLIFULL HOME’Sの商品開発を多数手がける。2015年、Salesforce(Community Cloud)を用いて事業者向け不動産ポータルサイトを立上げ、翌年、オンライン受注システムを構築。17年、社内に複数存在していた Salesforce 組織を統合し、全社的なBPRに取り組む。現在、情報システム部門の責任者(ただし、情シス歴は浅め!)として社内システム刷新に取り組んでいる。「アフターコロナで世界がどう変わるか興味があります」。
松竹株式会社
山崎 敬之 氏
前職はSIerとして14年間勤務。2005年入社。神奈川県三浦市生まれ。松竹グループのインフラ全般の責任者。管理しているユーザ数は約600、PC台数は約1500、アカウント数は約2000。最近の自社の注目案件は「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」で、サイトへのアクセス集中を手際よくさばき、サイトを落とさないよう努めることがミッション。
株式会社インターネットイニシアティブ
関 一夫
入社直後は金融系顧客のインフラ設計やアウトソーシングサービスの企画・運営などに従事。2003年以降は一貫して社内情報システム部門を担当。事業規模拡大とともに主管範囲を海外グループ会社のインフラにまで拡大。近年はOffice 365やBoxなどクラウドサービスの導入プロジェクトを通して、IIJグループのDWP戦略を推進している。旅と現地の料理・お酒が好き。
株式会社インターネットイニシアティブ
林 賢一郎
―― デジタルワークプレース(以下、DWP)の基盤となるのは“リモート環境”です。このところ、東京オリンピック・パラリンピックやコロナ禍といった大きな出来事がありましたが、皆さまの会社ではリモート環境をどのように整備されましたか?
―― IIJがお役に立てたようで幸いです。関さんはどうでしたか?
―― リモートワーク下での人材育成や新人教育が大変だという話を昨年来、頻繁に耳にしています。皆さまの会社では人員は足りていますか?
―― リアルなら一度ですんでいたことが一度ですまなくなり、ネットワークがつながらないと何もできなくなりました。フォロー役としての情シス人材の重要性は確実に上がりましたね。
―― 社員教育はやはり重要ですね。ネットワークの仕事はうまく我々にアウトソースしていただき、限られた社内のリソースを効率的に活用していただくのが、最適解かもしれませんね。
―― 世界中でコロナ禍収束後の働き方が話題になっています。リモートワークとオフィスワークをうまく両立させていきたいと考えているのはどこの企業も同じだと思いますが、実際のところはいかがでしょうか?アドビ社のアンケートによると「テレワークのほうがオフィス勤務より仕事がはかどる」と答えた日本人は42パーセントでした。世界平均は7割近いのですが......。日本人がリモートワークで抱えている課題は何ですか?特に「コミュニケーションの不足」と「生産性」が話題になっていますが。
―― リモートワーク下で“ゆるコミュニケーション”実現のために行なっている工夫などはありますか?
―― さまざまな業務のなかでも「商談」は、リモートワークが進んだことで大きく変わりました。大名行列を組んで、ぞろぞろとやってくる相手先、二度と見ないであろう名刺の交換に要する冒頭の10分、資料を読み上げるのを大勢で聞く時間......。そうしたことが全てなくなり、効率的にやれるようになってきました。商品紹介だけなら動画でも構わないですよね。リモート商談に適したスタイルについて、皆さまの思うところを教えてください。
―― 複数人の会議となると、以前は訪問者の日程調整が大変でしたが、オンライン化で容易になりましたね。
―― ここで再び、コミュニケーションの話題に戻したいと思います。本日、三木のセッション(17頁参照)でご紹介したAR/MR/VRですが、VRゴーグルがあって、メタバース(Microsoft TeamsのVR機能)が浸透すれば、DWPはもっと快適にならないでしょうか?VR環境で盛り上がるのは、なかなか大変だというのは皆さまもご存じだろうと思います。その一方で、すでに工事現場などでARが便利に使われている事例も出ています。
―― では最後に、本日のまとめをうかがいたいと思います。現時点での理想のワークスタイル環境、つまり、オフィスワークとリモートワークのバランスはどうあるべきだとお考えですか?
―― 皆さま、本日は長時間にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。
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