ページの先頭です
4Kは、HD(High Definition)と比較してデータ量が非常に増えており、画角が4倍、フレームレートが2倍と、計8倍のデータ量があります。このままでは到底、放送や通信を用いて映像を配信することはできません。
限られた帯域しかない通信路においてデータが高い効率で圧縮されることは、より多くのユーザへの配信が可能となることを意味します。また帯域に限りがあるのは通信の世界だけではなく、放送においても同じことが言えます。多くのチャンネル数を確保するためには、1つのチャンネルが占有する帯域は少ない方が好ましいのです。日本においては4K放送でH.265の採用が決まり、現在試験放送が始まっています。また、今後次々と登場してくる通信を用いた4K映像サービスでも、H.265がCODECとして採用されています。どちらも「4Kを配信するためにはH.265の利用がマストである」と捉えられています。このように、H.265は4Kのイネイブラーとなりました。
ページの終わりです