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今回の報告は、2014年3月31日から2015年3月29日までの52週分のデータを含めた迷惑メールの動向を、IIR Vol.1からのデータを参照しながら報告します。
また、メールの技術解説では、先日RFC化されたDMARCと、それを利用するための環境づくり、ドメインレピュテーションやフィードバックを含めたメールエコシステムについて解説します。
このレポートでは、迷惑メールの最新動向やメールに関連する技術解説、IIJが関わる様々な迷惑メール対策活動について報告しています。今回は、迷惑メールの動向として、2014年度分を含めたIIR Vol.1からの迷惑メール割合の推移を示します。また、迷惑メールに起因する、セキュリティ的なトピックスについても報告します。
技術動向としては、DMARCのRFC化を契機に、DMARCが普及するための導入の利点について解説します。更にDMARCを含めた送信ドメイン認証技術が、メールシステムの中でどのような位置付けで利用できるのかについても述べます。これは、既にインターネット協会の迷惑メール対策カンファレンスなどでも構想として発表してきた内容になります。今後、迷惑メール対策関連のいくつかの組織で、実現に向けて具体的に検討していきたいと考えています。
昨年は、迷惑メール対策関連の活動が節目となるいくつかのイベントがありました。最後にそれらについても触れます。
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