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co-IZmoSDはデータセンターとITシステムの相互作用というコンセプトを検証するために設計・構築された研究用のデータセンターです。co-IZmoSDは相互作用のための必要十分な機能を提供しているので、この機能と連携するソフトウェア要素を組み合わせることで本コンセプトを実証できます。
データセンターを構成する要素はITシステムを含めると大量かつ多種多様となります。また、データセンターは、基本的に全体が停止することはない無停止システムです。これは、裏を返せばデータセンターでは常にどこかが入れ替わったりメンテナンスで部分停止している可能性を示しており、データセンターの構造が流動的であることを意味しています。巨大で流動的な構造を持つシステムを、何のサポートもなしに1からプログラムによって制御するのは困難なので、これらの特性を考慮した、プログラミングやそのプログラムの実行をサポートするソフトウェア基盤が必要です。co-IZmoSDのような外部のシステムと連携して柔軟な制御を実現できるデータセンターを対象として、ソフトウェア化を補助する「データセンター用のオペレーティングシステム」の研究開発を進めています。
co-IZmoSDの運用開始と共に、データセンター用オペレーティングシステムの概念設計を開始し、2015年度にプロトタイプとして基本的な機能の実装を行いました。現在co-IZmoSDを対象として運用しながらソフトウェアの品質を向上させている段階です。
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